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【まもなく量産!?】電動スーパースポーツバイクが一般道へ

時代の流れを受けて、ついに電動スーパースポーツバイクが一般道を駆け巡る!

4輪の世界では当たり前になりつつある電動化。
政府のエコカー政策も後押しして、ハイブリッド車や電気自動車が幅広く普及してきましたが、2輪の分野に置いてはまだ先の話だと思っていた矢先、電動スーパースポーツバイクが量産されるというニュースが入ってきました。

ヤマハのE-Vino(イービーノ)(8月20日発売)など、すでに電動バイクは販売はされているものの、小型のバイクのみでその種類も多くありません。



電動スーパースポーツとして、すでに2012年よりマン島TTで日本のメーカー【無限】が電動レースマシンを登場させていますが、あくまでレース仕様のみ。
一般販売はありませんでした。

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2015年 チーム無限の【神雷 四】

 

なのでスーパースポーツ分野の「電動バイク」の普及はまだまだだろうと思っていましたが、イタリアの電動二輪車メーカー【Energica Motor Company】が世界初となる電動スーパーバイク『Energica EGO』を、この分野に先駆けて販売を行うようです。

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イタリア【Energica Motor Company】製

電動スーパーバイク『Energica EGO』

 

スタイリッシュな外観で、いかにも「速そう」な雰囲気を漂わせる見た目は、とても電動バイクに見えません。
その外観に比例してマシンスペックもなかなかのもの。

動力はもちろんモーター。
永久磁石を用いた油冷式の電気モーターは136馬力をマーク。
最高時速240km/h
時速60マイル(約96km/h)までの加速が3秒と現行600CCスーパースポーツを上回る性能です。

車両をコントロールするユニットは完全コンピュータ制御。
バッテリーのエネルギー管理、速度、スロットル開度、エンジンブレーキなど安全性と走行性能を専用のアルゴリズムにより極限まで引き上げてくれます。

オプションで状況に合わせた走行モードを搭載可能。
・スタンダードモード
・エコモード
・雨天モード
・スポーツモード
の4段階。

電動バイクなのでミッションやクラッチももちろんありません。

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↑クラッチレバーがない!

航続距離は
60km/hのスピードで約190km
80km/hでは約150km、100km/hでは約100km
となっています。

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カラーディスプレイを採用したダッシュボードはデータロギング用の内部メモリを搭載。
GPS受信機も搭載していてバイクの位置の特定が可能。
通信にBluetoothを利用できるので対応した端末で車両に接続ができるのも特徴。

オプションでなんとインターネットに接続ができる通信機器が搭載できます。
接続方式はスマホなどで利用されているLTE方式。
その他、ヨーロッパなどで使われているUMTS方式などの接続で通信が可能。
(これによりスマホからバイクをロックすることも可能か?)

カウルの素材はグラスファイバーを採用し、軽くて丈夫な素材は航続距離を伸ばしてくれるだけでなく、この電動バイク専用に用いられた特殊ガラス繊維で高品質かつ美しいボディーラインを実現しています。

まさに近未来的な電動スーパースポーツバイク!!

あの「金田のバイク」を彷彿とさせるマシンになっていますね。
※金田のバイクについて書いてみたぞ

気になる価格はまだ確定していないものの、バッテリーの相場にも左右されるらしいですが、大体25,000ドル~28,000ドル+税(約300万円~約350万円)123円/ドル換算+税となるようです。

日本での販売は未定。
そもそも日本では充電スタンドも少ないことから、まだ電気自動車や電動バイクの普及に現実味がないですが、今後の動向には注目していきたいです。

あ、ちなみに車両重量は258kgだそうです。

※記載したデータは参考として提供されたもの。
今後、仕様の変更などによりデータも変わる事があります。

参考:http://www.energicasuperbike.com/

以下、 【Energica EGO】 画像特集↓
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エコで環境には優しいですが、バイクの醍醐味「エギゾーストノート」を楽しめないのは、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
でも、加速時のモーターの音がまるでジェット機のように聞こえるので、「それはそれでいいかも?」という意見も。

参考までに、2015年マン島TT【神雷 四】オンボード映像から電動バイクの「音」を聞く事ができます↓↓



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