【38度超えOK!】バイクライダーの熱中症予防と対策
バイクを駆るライダーにとって、最近の猛暑はまさに生死を分ける外的要因の一つではないでしょうか。
2018年の夏は特に各所で記録を塗り替えるほど高温が続いてますから、この猛暑でのライディングはマジで注意が必要です。
バイクに乗る際には熱中症にならないよう、水分、塩分補給は必須なのですが、それ以外に体の冷却も常に考えなければなりません。
走っている時はまだ風を受けてますから多少の冷却はできていますが、それでも35度を超えるとその風も熱風に変わって冷却どころの騒ぎではありません。
ですから猛暑の中バイクに乗る場合はそれなりの対策が必要になってきます。
ここでは私がこれまで何度も猛暑でのライディングを経験してきた中で、熱中症にならないためにこれはあったほうが便利だろうと思うグッズや、熱中症の予防策を紹介してみたいと思います。
38度超えでもOKなバイクライダーの熱中症予防策
水分、塩分補給、十分な睡眠など一般的に熱中症予防として言われていることはすでに実践済みだという前提でお話していきます。
ヘルメット対策
猛暑の中でのフルフェイスヘルメットはやめたほうが無難。
ただでさえ熱がこもりやすい顔周りはできるだけ風通しを良くしたほうがいいからです。
今はフルフェイスでもヘルメット内部にエアーを取り入れるエアインテーク付きのものが多く存在しますが、それはあくまで頭部を冷やすためのもの。
顔自体に風を取り入れて冷却するような機能の付いたものは見たことありません。
なぜならシールドを上げれば風が自然と入ってきますからね。
でも夏は虫の飛来も多く、下手にシールドを開けっ放しにしておくと顔や目に虫が直撃して下手すりゃ大ケガするかもしれません。
そうならないためにシールドはできるだけ閉めた状態がいいのですが、そうなると顔に熱がこもって今度は熱ダレを起こしてしまいます。
なのでできれば夏はフルフェイスヘルメットではなく、ジェットヘルメットがよろしいかと思います。
ジェットヘルメットなら顔に風が当たりやすく、フルフェイスヘルメットよりは多少涼しく感じるでしょう。
ただし、顔全体がむき出しな半キャップなどは安全面から私は推奨しません。
ジェットヘルメットでもフルフェイスよりは安全面では多少の不安が残りますが、暑さ対策とのバランスを考えればジェットヘルメットもいいかと思います。
今はシステムヘルメットというフルフェイスにもなり、ジェットヘルメットにもなる、多機能ヘルメットが販売されていますから、そうしたヘルメットも一つの選択です。
(システムヘルメット)オージーケーカブト(OGK KABUTO) バイクヘルメット システム KAZAMI CAMO(カモ) フラットブラック/グレー
ウエア対策
夏用のグローブやメッシュ入りのジャケットやライディングパンツなど、風を通すよう設計されたライディングウェアがいくつも販売されていますが、35度を超える気温になると体に受ける風も熱風となりますから、いくら風通しが良くても涼しくはありません。
もちろん安全面から考えるとそうしたメッシュウェアは着ていて損はないですが、やはり体に熱がこもるのは否定できません。
かといって半袖Tシャツだけでというのも論外で、そのバランスがむつかしいところ。
なので、私的には汗の吸いやすい長そでシャツの上にプロテクタをつけるのが理想かと考えます。
下半身も同じように涼しげなパンツにサポーターと言いたいところですが、見た目がちょっとよろしくないので、フツーにメッシュパンツ、もしくはジーンズでもいいかと思っています。
なぜなら下半身は上半身よりも暑さを感じにくく、そこまでの対策は必要ないと考えているからです。
(個人的な意見です)
冷却対策
体に熱がこもるのを防ぐため、体を冷却する必要があります。
バイクは車のようにエアコンがありませんから体を冷やす術がありません。
ですから冷却材を体に取り付けて体の熱を取り除くという冷却対策が必要になってきます。
熱中症対策として冷やすのに効果的な部位は首の後ろとわきの下です。
前傾姿勢のきついSSタイプのバイクではヘルメットが干渉しますから首の後ろ側を冷やすことはむつかしいかもしれませんが、わきの下辺りなら可能です。
そうした冷却材をバイクに乗る前に仕込んでおいて、バイクを走らせながら体を冷却すると熱中症対策になります。
熱中症対策グッズ【BR-556 アイスバックWダブル(カラー:ブルー)】薄くて軽量!専用保冷剤と気化熱効果で背中と脇をダブルで冷やす!アイスバックダブル!アイスクーラー、アイス、ダブル、クールベスト
ライディング中の水分補給
本来ならば休憩を多めにとってエアコンの効いた室内で水分補給をするのがいいですが、そうは言ってられない時もあるでしょう。
そうなるとできるだけライディング中でも水分補給ができるようにしておくのが理想なんですが、実際にはむつかしいですよね。
でも不可能ではありません。
例えば鈴鹿8時間耐久レースではライダーがレース中でも水分補給できるようにヘルメットの口元あたりにチューブがあるのを見たことがありませんか?
あれってスポーツや登山の世界では当たり前になっている、ハンズフリーで水分補給ができるハイドレーションシステムで、それをレースシーンでも使えるようにしたもの。
そうしたハイドレーションシステムは、キャメルバックという会社が世界シェアNO1らしいです。
CAMELBAK(キャメルバック) アンチドートリザーバー 1.5L
猛暑の中、フルフェイスに革ツナギを着て走る鈴鹿8時間耐久レースなどでは、熱中症のリスクも当然想定されていると思われますから、レース中でも水分補給ができるようタンク部分をツナギの背中のコブに忍び込ませ、チューブでヘルメットまで水分を送るよう加工しています。
では普段から革ツナギなんか着ることがない私たち一般ライダーはどうしたらいいかというと、クロスカントリーでアスリートが使うような背中にタンクを背負うタイプのものも販売されていますから、そうしたハイドレーションバックを背中に背負って水分補給するといいでしょう。
AONIJIE ハイドレーションバッグ ランニングバッグ サイクリングバッグ 軽量 自転車バックパック リュック 6L
これならバイクに乗りながらでも喉を潤すことが可能です。
バイクに乗らない
ほとんどの方はこの熱中症対策を実践されているんじゃないでしょうか?(笑)
暑けりゃ乗らない。
これが一番です。
これについては賛否両論あるかもしれません。
「馬鹿言ってるんじゃねぇよ。真のバイクフリークならどんなに暑くてもバイクに乗るのが本物のバイク乗りじゃ」
って思った方。
さすがですね。
私も同意見です。
でもライディング中に熱中症になって意識を失っては命がいくつあっても足りません。
バイクで走りたい気持ちはわかりますが、猛暑の中ではほどほどに。
まとめ
バイクに乗る時の熱中症対策としては、
・フルフェイスヘルメットではなくジェットヘルメットを使う。
・汗を吸いやすく乾きやすい長袖シャツにプロテクタ着用。
・体を冷やすためのクールベストの着用。
・ハイドレーションシステムの使用。
(・そもそもバイクには乗らないのも一つの手)。
の4点(+1点)です。
くれぐれもあなたの体力、年齢等を熟慮のうえ、猛暑の中でのライディングをするかどうかの判断はあなた自身にお任せします。
どうぞくれぐれもご安全にバイクのライディングを楽しんでくださませ。
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